東京家裁における親ガイダンス
東京家庭裁判所では、未成年の子どもがいる夫婦の離婚調停事件において、子供に対する配慮を促すDVDの視聴を双方当事者にすすめています。
このような取り組みについては親ガイダンスと呼ばれているようです。
流れとしては、離婚調停期日の待ち時間に、DVDを流す部屋に連れていかれ、そこで視聴することになります。
視聴した後に調停委員から感想をきかれます。
DVDの内容は、父母の紛争が子供に与える影響、子供に悪影響を与えないために父母がわきまえておくこと、養育費支払いや面会交流の意義等です。
裁判所がつくっただけあって非常に良くできていると思います。
視聴するか否かは任意でしょうが、視聴を断ることは事実上難しいのでしょう。
裁判所の考え方を知ることができるということもありますので、特段の事情がない限り視聴した方がよいのではないかと思います。
(山崎)