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ほたるいかミュージアム

私は、初めて訪れる土地に行った時は、水族館を見物することが多いです。
理由は単に魚が好きだからですが、実は結構その土地その土地の味が出ていたり、展示に工夫を凝らしてあったりして面白かったりします。

今年も、松江の裁判所に行ったときは宍道湖記念館ゴビウスに、富山の裁判所に行ったときはほたるいかミュージアムに寄ってきました。

ほたるいかミュージアムでは、時期的に残念ながらホタルイカはいませんでしたが、代わりにホタルイカのように幻想的に発光するプランクトンが展示されていました。
ほたるいかミュージアム内のレストランで、富山湾を眺めながらのホタルイカ丼は素晴らしかったといえます。

約20年前に司法試験受験生を始めたころ、どうすれば文章が書けるようになるのかと悩み、色々な本を読んでいた時期がありました。
そして、その頃読んだ本の中に板坂元さん著の「考える技術、書く技術」という本があり、更にその本の中で紹介されていた(別の本の)一節に、「深海に生きる魚族のように、どこにも光がなければ自らが発光するしかない」というようなくだりがありました。
当時も素敵な比喩だなぁとは思いましたが、弁護士となった今、改めて味わい深い例えだなぁと感じます。
どこにも出口が見えないような暗闇の中で、何とか打開の道を探すためには、自らが何とかするという気概が不可欠だからです。

ホタルイカミュージアム

ホタルイカ丼

ホタルイカタイル

(弁護士 阿部大介)

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