弁護士事務所の形態

弁護士事務所にはいろいろな形態があります。

ドラマなどでよく見る弁護士事務所は、風格を感じさせる雇用主である弁護士（親方的な弁護士ということで「ボス弁」）とそれに雇われる若手弁護士（事務所に居候する弁護士ということで「イソ弁」）が所属するという形態が多いのではないかなと思います。
でも、弁護士事務所の形態はそれだけではありません。
ボス弁とイソ弁という両極の立場ではなく、所属する弁護士が対等な立場で共同して事務所を経営する形態の事務所もあります（この場合の複数の弁護士をちょっとカッコよく「パートナー弁護士」なんて呼んだりもします。）。
複数のパートナー弁護士のもとにイソ弁が１人又は複数いる事務所もあります。そのような形態で１００人単位の弁護士が所属するような巨大な事務所もあります。
また、もちろん、弁護士が１人だけの事務所もあります。

我が目黒総合法律事務所は、共同経営型の事務所です。経験年数の近い５人の弁護士が所属していますが、全員が「パートナー弁護士」です。
どういう形態の事務所がいいのかは一概には言えませんし、それぞれの良さがあると思います。
我が事務所の長所を言わせていただくと、それは風通しの良さです。それと、情熱派、理論派、努力派・・・いろいろな個性を持った弁護士が揃っていることです。
誰が抱えている事件であっても、皆で遠慮なく相談し合い（もちろん守秘義務は守ります。）、それぞれの意見を出し合って、５人の知恵を結集して事件に立ち向かっていきます。一人で考えていると行き詰ってしまうようなことでも、他人の忌憚のない意見を聞いていると光明が差してくることもあります。こういった解決の仕方ができるのも、経験年数の近い弁護士が対等な立場でいられていることの良さかなとも思います。

これからも、そんな目黒総合法律事務所を宜しくお願い致します<(_ _)>
（弁護士　木村達男）